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ハーブという名はラテン語の緑の草をあらわす「Herba」からきています。日ごろ、私たちが当たり前のように使っている言葉ですが、明確な定義があるわけではありません。
英語の[Herb]には草、食用植物、草の葉、などの意味があり、現在では草に限らず、花や木の葉、実もハーブに含まれています。長い時間の中で自然淘汰され、経験的に薬効があると認められてきた植物をハーブと呼びます。
ハーブは最近テレビや雑誌などでも数多く取り上げられており、利用者も年々増加しています。美肌に効果のあるハーブとして有名になった『ローズヒップ』など、一度は使ったことがあるという方も多いでしょう。しかし、ハーブの中で『ローズヒップ』などある種ものだけが効果的なのかといえば、そうではありません。たまたまマスコミに取り上げられただけのことで、あくまでもハーブの一例にすぎないのです。
一般に欧米で使われているものだけがハーブと思われがちですが、薬効もつ植物=ハーブという点からすれば、中国や日本に古くから伝わっている漢方薬に含まれている植物も立派なハーブの一種です。
例えば、アサツキやシソ、ミツバ、ミョウガ、ワサビなどがあります。日本人なら誰でも聞いたことがあるものばかりですね。
飲む、食べる、塗るなどハーブの利用方法は多岐にわたっています。毎日をより元気で楽しいものにするいち手段として、ぜひハーブを役立ててください。
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ハーブは代替療法の中でも最も古くから用いられ、すでに古代エジプト時代に使い方が確立されており、「パピルス」にハーブをうがい薬、吸入、シップなどとして使ったことが書き残されています。
ツタンカーメンの墳墓からもハーブの花が発見されたり、ミイラの防腐剤に利用されたりするなど、ハーブがかなり古くから、私たち人類の生活と密接にかかわってきたことが推測できます。
ハーブの歴史をたどっていくと、約5000年前までさかのぼることができ、紀元前3000年の古代メソポタミア文明(世界初人類文明)にハーブの記録があるといわれています。医学は呪術が一般的で、病気は悪霊が取り付いたことが要因で、悪霊を追い払えば治ると信じられていた時代で、その際に、せんじて飲んだり、塗り薬として使われていました。
古代エジプト時代に移ると、ハーブは積極的に利用されるようになります。バビロニアなどにも薬草の使用方法を記したリストがあったそうです。
ギリシア時代になると、病気はなんらかの原因によって引き起こされるものだと考えられるようになりました。そして症状を見極め、適切な治療を行う人が医者として認められるようになり、医学の祖と呼ばれるヒポクラテスは、400種にも及ぶハーブの治療法を考案していたと伝えられています。
ローマ時代になると、ハーブの知識はさらに発展しました。薬、食物としても効能が認知され、ローマ軍の侵攻とともに、地中海沿岸に自生するハーブがヨーロッパ全土、中近東にまで広がっていったのです。ローマ人はハーブの香料にも注目して、香料として利用するようになりました。
ところが、近代に入り、化学が万能であるという時代がやってきます。化学合成された医薬品が薬が主流となるにつれ、次第にハーブを使う人は減っていきました。
しかし、やがて、化学合成された医薬品を使い続けていくうちに重大な副作用が現れたり、医薬品の効かない病気が出現したことから、人々は科学は万能ではないのだと気づき始め、再び、安全な植物を使うことに光があたりはじめたのです。そのひとつが、セントジョーンズワートという植物です。
こういった研究発表を通じ、人々はハーブは単に安全なだけでなく、効果的な薬草であることを再認識しました。今後も研究が進みに従い、ハーブの更なる効果が証明され続けていくと思われます。 |
それから、長い年月がたち、現在ではそれぞれの種類の効能や利用方法が明確にされ、ますますハーブの利用者は増加しています。ハーブをサプリメントの代わりとして使ったり、化粧品に配合されることも多くなるなど、ハーブの使用方法も実に多様化しています。
また、栽培方法も確立され、種や苗も豊富に流通しているので、誰もが自宅で、手軽にハーブを栽培し、利用することができます。
とはいえ、種類によっては有害なものもありますし、食べ過ぎ、飲みすぎによって弊害があらわれることもあります。ハーブを使う場合は正しい知識を得て、安全を確かめてから活用してください。とくに妊娠中、持病、思い病気などの医学的治療を受けている人は、事前に専門家のアドバイスを受けるようにしましょう。
様々なハーブを育て、利用することで、広く深いハーブの世界を満喫し、有意義な生活を楽しみましょう。 |
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